このブログを読まれている皆さんは、小さい頃どのようにして貯蓄を身につけられましたか。

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昭和生まれの方ならきっと一度は目にされた、この風情ある貯金箱。豚貯金箱は特に人気ですね。

19世紀にPygg bank (陶器)が欲しいとお客さんに依頼されたイギリスの陶器職人が、pig bankと勘違いし作ってしまったため、豚の貯金箱が誕生したそうですが、これは貯金をするために日本でも長年愛用されてきました。また中国からの儒教の影響もあり、倹約・貯金・長期志向という教えはたくさんの家庭でも引き継がれてきたと思います。

しかし、より複雑化された金融社会である今、貯金という概念自体を見直さなければいけなくなっているのも実情です。クレジットカードを持つのが普通の社会となった今や、借金返済や、自己破産。一方で、日本ファンドレイジング協会さんたちにより提唱され始めた寄付月間や、最近ではクラウドファンディングの影響などで、寄付文化も浸透し始めています。従来のように「貯金」と一括りにするだけでは、複雑化している貯金の目的を果たされなくなってきています。と、そこで金融教育の変革をじわじわと起こしているのが、「ピギーちゃん」です。

インパクト投資タスクフォース日本国内諮問委員会により2015年に発表された「社会的インパクト投資の拡大に向け た 7つの提言」(pp.73) にも書かれている、金融教育のための教材である新しい形の「ピギーちゃん」。これは米国Money Savvy Generation社のCEO、Susan Beacham (スーザン・ビーチャム)により開発されました。その新しいピギーちゃんがこちらです。

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従来の貯金箱と違うのは、「穴」としっかり立つ「足」が四つあること。 

四つある穴には
1. Save (貯蓄・ためる)
2. Spend (消費・つかう)
3. Donate (寄付・ゆずる)
4. Invest (投資・ふやす)

というように目的が分けられていて、それぞれの用途に使えられるように、お金が其々の足から出てくるようになっています。 タスクフォースの提言書にも書かれている通り、日本ではI-Oウェルスアドバイザーズ㈱が独占販売会社となり日本全国にて金融教育を行っており、以下のように説明がされています。

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「貯金」は大事だ、と言われて育った家庭は多いと思いますが、小さい頃から「投資」が大事だ、と教育された人は日本にどれくらいいるでしょうか。きっと、とても少ないと思います。 小さいうちからこのような金融教育を行うことで、1) 自分のお金の使い方を自主的に考えるようになり、2) お金の使い方により意思表示をすることができ、更に3) 将来への「投資」を行うことが癖になっていれば、4) 自分やまわりの将来へ前向きなインパクトをもたらす社会的インパクト投資を考える新たなきっかけになるでしょう。

ARUN Seed Member 小野 綾

免責事項: このブログ記事は、I-O ウェルスアドバイザーズや米国Money Savvy Generation社となんら契約関係を持ちません。

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http://impactinvestment.jp/doc/socialimvestment-proposal150529.pdf
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http://www.i-owa.com/happy-money/money.html

http://www.msgen.com/assembled/money_savvy_pig.html#.V04rvPl96Uk
• 日本社会的インパクト投資タスクフォースのメンバーへのインタビュー