CSIチャレンジ4のファイナリスト7社がついに確定しました!今回は、それぞれの企業を簡単に紹介したいと思います。

今回のCSIチャレンジでは、計70社20カ国以上の企業から応募がありました。1月27日の最終審査会で、優勝企業が決定します。Youtubeでの配信も予定しておりますので、ぜひご覧ください!

▼最終審査会はこちら

ARUN Seed CSI Challenge 4 – Final Pitch Contest / CSIチャレンジ4 – 最終審査会

 

ファイナリスト①農村部へ医療サービスを提供「MedEasy Healthcare」(バングラデシュ)

MedEasy Healthcare Limitedは、バングラデシュNo.1のオンラインヘルスケアプラットフォームです。プラットフォーム上では、オンライン診療・医薬品の宅配・健康に関する情報などのサービスが提供されています。

医療へのアクセスが難しい農村部がターゲットで、医療サービスを受けるための移動時間の節約や、中間業者を排除することによる廉価医薬品の購入を可能にしました。また、このサービス開始により、メンタルヘルスなど、これまで女性の利用が少なかった医療分野での利用が増えています。

審査会では、ビジネスの成長性が評価されました。企業のCEOはデータサイエンスの知見が豊富で、今後はプラットフォームから収集したデータを活用する可能性を示唆しています。

 

ファイナリスト②家畜と生活に必要な設備を交換「UpTrade」(パキスタン)

農村部で、コミュニティからまとめてヤギなどの家畜を引き受け、太陽光ポンプや発電システム、農業資材など、生活を向上させる設備・物資と「物々交換」する事業を行っています。

これによってこれまで主に女性が担ってきた水汲みの労働時間が短縮されるとおっしゃっていて、ジェンダー視点でもユニークな企業です。

審査会では、社会貢献度の高さや、家畜と生活支援設備の物々交換と言うユニークさだけでなく、スーパーと業務提携をおこなうなどの堅実な事業展開も評価されました。

 

ファイナリスト③サニタリー用品でジェンダー課題や環境問題の解決に取り組む「Saathi」(インド)

Saathiは、生理用品や女性用の紙おむつを販売している企業です。製造プロセスで恵まれない女性を雇用しています。また、貧困層や農村部の女性には、無償または廉価で製品を提供しています。同社の製品は、バナナや竹などの自然由来の原料を用いて生産しており、環境問題の解決に対する貢献度も高いです。製造プロセスにおける廃棄物はゼロだそうです。

今回のコンペティションでは、生理用品に関する企業の応募が複数ありました。その中でもSaathiは、製造段階でも女性の雇用を創出している点や貧困層へのアプローチなどが評価されました。

 

ファイナリスト④性や健康に対するオンライン相談サービスを提供「StanWeSpeak」(インド)

StandWeSpeakは、性や健康に関するオンライン相談サービスを提供している企業です。AIを活用したチャットサービスや、デジタルコンテンツ・ポッドキャストの配信などを行っています。これらのサービスに対するティーンエージャーのアクセスを促すため、学校単位でのサービス導入も進めています。

審査会では、性暴力被害や、知識不足による望まない妊娠などの問題に取り組んでいる点が、比較的若い世代も包括したビジネスである点として評価されました。また、インドに加えて、韓国でのビジネスコンテストで表彰されたことを契機に、韓国でもサービスを展開しています。

学校単位でのサービス導入や、プロダクトプレイスメントを進めていて、収入源の拡大を含む今後の成長が期待されます。

 

ファイナリスト⑤データ解析を利用した廃棄物処理「Gringgo」(インドネシア)

Gringgoは、廃棄物処理に関するAIデータ解析サービスを提供しています。廃棄物の分別を手助けするだけでなく、分別に関する教育が受けられるアプリなども開発しています。

インドネシアでは、ごみを分別せずに回収し業者が手作業で分別していますが、分別に関わる労働者の多くが女性であることも伺いました。

将来的には、収集したデータを活用してカーボンクレジットに関するサービスを提供することも検討しています。審査会では、このようなイノベーティブな事業内容が評価されました。

 

ファイナリスト⑥女性や障がいを持つ人々を雇用する画像編集サービス「IMAGTOR」(ベトナム)

IMAGTORは、建築関連の画像やビデオの編集サービスを提供しています。発注元は主に不動産や建設業者で、デジタルマーケティングを活用して海外からの仕事も請け負っています。迅速な対応やきめ細かいサービスを売りとしています。

従業員の4割が身体に障がいを持つ人で、そのうち半分が女性です。トレーニングセンターも運営しており、障がい者の自立や雇用の機会を提供しています。

起業家自身も車椅子を利用している女性で、障がいを持つ人が物乞いなどで生計を立てるしかない状況を打破したいという思いを持って、この事業を立ち上げたそうです。

 

ファイナリスト⑦低所得地域で起業支援を行うインドの会社「LetsEndorse Development」

LetsEndorse Developmentは、失業や不完全雇用の状態にある女性と若者に対して、起業支援をおこなう企業です。低所得地域から起業家を発掘し、アプリを通して育成プログラムを提供します。事業計画を自動作成し、バリューチェーン構築や金融アクセスの支援もおこなっています。

支援企業の7割以上が女性起業家によるものです。女性たちは、立ち上げた事業が成功すれば、社会的地位が向上し、家庭内で発言力を持てるようになります。

審査会では、雇用機会を創出している点や、中小・零細企業向け金融機関であるSmall Industries Development Bank of India (SIDBI)などの公的機関との連携を進めている点が評価されました。