この記事は、インターン生の視点からお届けします。

既に、ご案内の通り 2018年7月4日、ARUN(アルン)が社会的投資を行なっているアイキュアテックソフト社CEO、スジャイ・サントラ氏が来日しました。ヘルスケア、ヘルステック(HealthTech)の分野はここ数年非常に注目を集めています。特に途上国の文脈においては、医療従事者不足の解消や間違った治療の防止、感染症対策といった社会的意義や人々のニーズから注目される事が多いです。

もちろん、インドでもヘルスケアの課題に取り組むスタートアップは多くあります。そのため、今回ラウンドテーブル、イベントを開催するにあたり、私はそもそもiKure(アイキュア)という企業の最大の強みはいったいどこにあるのかという事を考えていました。そして、ラウンドテーブルを通してiKureには2つの特質した強みがあるという事を感じました。それぞれについて以下で整理して行きたいと思います。

  1. サービスと会社の徹底したローカル化
    医療サービスは人々が普段の生活で用いるものです。そのため、ローカル化が不可欠です。インドのような国の場合、国内に複数の言語、宗教、慣習が存在しており、医療行為に対する価値観はコミュニティによってかなり異なっています。そのため、正しくサービスをエンドユーザーにまで届けるためには、サービスがどの場面で使われうるのかを想定したローカル化が必要になってきます。iKureはコミュニティ・ヘルス・ワーカーを各コミュニティに配置し医療サービス、データ収集を行う事で、現地コミュニティにオーナーシップを持たせつつ医療を届けています。そのため、柔軟なビジネスを行うことが可能です。
  1. サービスをラストマイルまで届けるチャンネル
    ヘルスケア系のスタートアップのみならず企業が海外展開する上で重要なことは、プロダクトをどのようにユーザーまで届けていくかという事です。特にハードウェアを提供するビジネスでは流通チャンネルを押さえることは非常に大切です。また、ソフトウェアを提供するビジネスであっても、ユーザーからのフィードバックを集める際やマーケットやニーズを把握する上で、チャンネルを押さえることは重要になります。その点、iKureはハブアンドスポークシステムとオンラインインフラにより、コミュニティレベルで医療サービスを届けており、すでにコミュニティに根ざした非常に強いチャンネルを持っています。

さて、これまでiKureの強みを考えてきましたが、これからのビジネス展開としては、ローカル化を生かした他地域へのサービスの横展開、これまでのチャンネルを生かした医療保険サービス・遠隔診断・データ分析といった新しいビジネスモデルへの拡大が考えられるのではないでしょうか?

 

 

 

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