01.女性のエンパワーメントを加速させる
社会的な課題を解決しながら経済的な利益も生み出す投資「社会的投資」
いま、世界中で注目を集めています。
この記事では、シリーズとして社会的投資にまつわる国際会議でのレポートをお届けし、みなさまに世界の潮流をお伝えしいきます。
第1回目は女性のエンパワーメントの加速について。
アジア地域は、個人消費や好調な企業収益、インフラ需要などから、経済成長率も上昇しています。にもかかわらず、依然として女性は、男性より労働力率が低く、仕事につけたとしても、男性と比べて、給与も保証も低く、男性と比べてキャリアを築いていくのが難しい傾向にあります。
日本では先代の努力により、男女間の格差はだいぶなくなり、書いている私は、女性に生まれてきてよかった。と思うことが多々あるほどです。
しかし、世界に目を向けると、悲しいことに、女性は生まれた国によって、人生が左右されてしまうという現状は続いているのです。
女性の発展と成長の道筋を作る上で教育、医療、生活が果たす役割は非常に重要です。
財団や政府、企業が女性を支援するために何が必要なのか。
今回は、教育についての役割を見ていきます。
エルモでおなじみの、子供の心の教育を行う、セサミワークショップのトップであるシェリーウェスティンが、セサミストリートのインドの女の子Chamkiちゃんと一緒に登壇されました。
セサミワークショップは、セサミストリートの背後にある非営利の教育機関です。メディアが持つ力を活用して、子供が賢く、強く、優しく育つことを支援しています。
Chamkiちゃんは、ステージの上で、学校での楽しい活動やお友達の事、自分の興味のあることについて元気よくお話してくれました。Chamkiちゃんを女の子の、子供のあるべき姿のロールモデルにしてメディアで発信していくことで、女性の識字率向上と、子供たちの就学の促進をしているのです。
シェリーさんは、「どこの国に生まれても、男女関係なく、元気にお友達と学校に行き、夢を見て、それを叶えられる環境を、大人が作り出してあげることが大切です」と語っていました。
セサミワークショップの素晴らしいとことろは、メディアという強力な発信ツールを巻き込み、財団、法人、政府機関、個人、プログラム販売、製品ライセンスなどを通じて、持続的に世界の子供たちの声となり、活動を続けていることです。
近年のIT技術の向上により、社会との接点ができ、新しい雇用を見つけることによって貧困から脱出する方法がどんどん見出されえています。
女性は、社会を変える素晴らしい力を持っていると思います。現代の技術力も駆使し、女性がしっかりと教育を受け、自分で自分の未来を選択し、自分の能力が活かせる仕事についていけるようになれば、経済も加速し、その国のGDPも上昇していきます。
政府やNGO、民間企業と連携しながら、女性の教育や健康、エンパワーメントに積極的に投資をし、エコシステムを構築すると、それは様々な波及効果をもたらし、家族、地域社会、そして国が持続的な発展をもたらすことに大いに貢献するのではないでしょうか。
出典:Sesame Workshop
http://www.sesameworkshop.org/http://www.sesameworkshop.org/
還暦を過ぎて、男と女の感性は根本的にちがうなとつくづく感じるようになりました。やはり女の感性は子供を生み育てるように神様が造られているのだなと思います。どんな困難な境遇にあっても生んだ我が子を自分を顧みずに育てようとする母親の逞しい感性や力は長い間、男社会を支えてきた礎でしたし、そのような母親の逞しさや異質な困難な環境を受け入れ順応する適応力は男よりもすぐれていると思われます。
しかし、IT/AI技術の日進月歩の進展の中で社会的な課題を根本から変革してくことが求められている時代潮流にあって、(イスラム圏の国々?や発展途上国といわれる国にありがちな)女は子供を生み育てているだけでいいという考え方で女を抑圧する社会構造は、神様が与えられた女の感性や力を粗末に乱暴に扱い、変革の時代に一翼を担う力となるべき大切にしなければならないものをないがしろにしている(時代遅れの)社会のあり方なのでしょう。
家庭がそしてこの世が成り立っていくために、昔から男は男としての果たすべきことがありますが(経済的な大黒柱や力仕事など)、現代の男は女の感性や能力に甘えないで、男も子育てや家事の技能を学びながら妻の育児に協力し、子育てをしながらあるいは子育てを終えた後、女が本来持っている力や感性を発揮して、責任ある社会的立場で生き生きと働くことが出来るように、女を支えていくことが要求される時代になっているのでしょうね。やはり太古の昔より、そのあり方はちがっても、男と女はお互いを支え合うように神様は創られていると思います。
女性の社会的進出を支えるためには女子教育の充実は欠くことができないと私も賛同しますが、メディアの発展と共に進歩してきたセサミワークショップのあり方は、特にままごと遊びやお人形遊びが好きな(今はゲーム?)本来的にやさしい母性のある(夢見がちな?)女の子の感性によくマッチした教育のあり方で、中・高等女子教育の土台を耕すものとして大いに活用され普及していくようになれば、硬直し抑圧された男尊女卑の社会構造のあり方が、根本から氷解していくのではと期待されます。