3月21日(水)、ソーシャル・インベストメント・スクールを開校しました。雨の中お集まりいただいた皆様、誠にありがとうございました。

本記事では3月から加わったインターンの視点からスクールの感想をお届けいたします!

 

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社会的投資とは社会的課題を解決しながら、経済的利益を同時に生み出す投資手法である。

 「社会的投資ってなんですか?」 ARUN代表の功能より問いかけがありました。「投資」とは何かしらの目的をもって事業に対して資金を出すことです。では社会的投資とは何でしょうか?私なりに開発とビジネスの視点から考えて見ました。

 

 これまで開発、特に援助の枠組みでは金銭的リターンを優先せず社会課題の解決のため、ドナー国が被援助国政府に対して資金を提供していました。現在ではパートナーシップとオーナーシップという考え方に代表されるように、従来の一方向的な資金の押し付けではなく、民間セクターの参入機会や持続性、被援助国のイニシアティブが重要視され、開発の現場も変化してきています。その新しい開発の取り組みの一つが社会的投資と考えるならば、社会的投資は社会課題解決にフォーカスして投資されるべきと言えるのではないでしょうか?

 一方でビジネスの枠組みから考えてみると、社会的投資は経済的リターンが根本にあるとも言えるかもしれません。ビジネスは金銭的利益をあげることを通して社会へ価値を与えることがもっとも重要です。ただ、現代いき過ぎた金銭的利益の追求により多くの社会の歪みが生まれました。そのため、企業の社会的責任(CSR)が重要視されるようになり、現在ではESGに代表されるように、社会や環境、ガバナンスに対する配慮が投資へ影響するようになりました。社会的投資をこういったビジネスの流れの中で捉えると、経済的リターンを求める従来の投資に対して、社会的責任を加えた投資の手法が社会的投資と考えられるかもしれません。

 

 このように開発の観点とビジネスの観点から社会的投資を考えると、一見社会的リターンと経済的リターンのどちらが優先されるべきかの結論が異なっており、相反しているように思えます。しかし、投資によって得た経済的利益によって持続性を保ち、社会的利益のための次の投資に繋げていくことで、社会的リターンと経済的リターンは相反しないのではないでしょうか?私の中の結論としては、社会的リターンと経済的リターンは相反せず、どちらも同時に追求できると思います。つまり、社会的投資とは「社会的課題を解決しながら、経済的な利益を同時に生み出す投資手法」と言えます。

 

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