〜サンカルプに参加しました〜
2017年12月はじめに、インド、 ムンバイで開催された社会起業家フォーラム、 サンカルプに参加しました。800人を超える起業家、投資家、支援者などが集う熱気はいつも の通りでしたが、新たな発見もありました。
ひとつは、社会的投資に関わる人たち自身が、自信を深めていると いうことです。今後、SDGs(持続可能な開発目標)を中心に、 社会を変えるビジネスが主流化する、そこで特に重要な低所得者層 のマーケットに対して社会的投資機関は深い理解を持っている、 という確信が感じられました。社会的投資の対象も、これまで主流 だったマイクロファイナンスなど金融分野だけでなく、農業、 保健、エネルギーなどに拡大しており、近い将来、年金基金などの 大きな資金も社会的投資に向かうだろう、と議論されています。
もうひとつは、ジェンダーの視点です。女性が受益者となるビジネ スだけでなく、女性は起業家、経営者としても優れており、 投資対象として盛り立てていこうという気運が高まっています。
三つ目は、日本人参加者が増えたことです。 基調講演をされた渋澤健さんは、「論語と算盤」 をひいて共感資本主義について話され、多くの人の共感を集めまし た。他にも日本から政府系ファンドや財団の責任者、 ケニアの農業系スタートアップで働く日本人など、 多彩な顔ぶれが集まり、日本から、アジア、アフリカ、世界へと社 会的投資の流れが生まれる大きな希望を感じました。
サンカルプの後には、インドのスタートアップ企業を複数訪問しま した。次回はその様子をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみ に。
功能聡子
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